離婚後の人生から③

シングルマザーになって 正社員2度目です。

 

年齢も49歳。今度こそ  頑張ろう!

今度は  控えめに 静かにして 仕事を早くマスターしていきましょう!

と また、0から始まりました。

 

けっこう歓迎ムードで  笑あり、楽しい雰囲気の中

仕事も どんどん覚えていきました。

相変わらず  一所懸命に取り組みました。笑

 

そんな中で  1人  他の社員さんを罵倒する女性がいました。その口調に 驚き 自分で無くても心が痛みました。沢山の人が その人が原因で辞めていったと聞かされました。

 

また、その会社の伝統というか カラーというかどこの会社にも  独特の当たり前がありますが権力を持った人に従い 心にも無い言葉を口にし本音は言わずに自分の身を守る事に忙しい  という当たり前が 嫌でたまりませんでした。

 

 

その頃の私の考えはというと まず大切な事は 仕事をマスターし 会社の顔として、または チームの一員として協力し 役に立つ事。皆んなで成長していく事。誠心誠意 裏表なく働く事。楽しく仕事をする事。などでした。

 

そんな 私から見ると  会社では無く  上司でも無く古くからいる支配的な人がルールになっている事が 信じられずその人達に いかに気に入ってもらえるかに力を注ぐということが 耐え難く、 出来なかったのです。

 

色々ありましたが その考えを貫き通した私はお客様や取引先とは 信頼関係を作ることは出来ましたが  次第に 社内で上手くいかなくなりました。

 

最悪だったのは 何かと人を罵倒していた女性のターゲットになり意味なく怒鳴られたり、全く教えられず 新しい仕事をしなければならなくなったり、ある日その人が 突然やらなくなった仕事を会社の為と思い私がするようなったり 何倍もの仕事をさせられたり、平気で自分のミスを 私の名前で報告したり とマンガのような出来事が続くのです。

 

こんな事ありえない!と思っても自分の所属するところが 密室状態で 取り合ってもらえず報告はイジメをしているその人達がするのですからどうにもなりません。

 

頑張れば頑張るほど  自分の首を絞める状態になるのです。

 

イジメは陰湿なもので私の精神的 肉体的疲労はピークになってきました。

 

当初、上司が変わり  その女性に私が何をされているか知ってるから すぐ言いなさい。辞めさせてやる。

と言われて  私は逆に相談する事が出来なくなったことが  恨めしくもありました。

 

時が過ぎると  状況は変わりわたしという人間は心は 何一つ変わってないのに人は わたしを持ち上げたり 落としたりする。

 

なんと いい加減なものなんだろう

 

真実は見ようとせず、其々の 思いを満たす事に忙しい。会社の人間関係なんて 弱肉強食の世界!

皆んなで協力して  皆んなで成長して 結果を出し

喜びたい! なんて 夢なんだ!と思い知りました。

 

でも、彼らを憎みきれなかった。憎みきれれば楽だろうに と 恨めしくも思いました。

なぜなら、彼らの中の愛や悲しみを 感じてしまうからでした。家族の為に働き  家族を愛し また、数十年の会社の中での苦しみ を感じてしまうから

 

愛がある人達なのに  なぜ こんなにまで 残酷な事が

出来る人間になってしまうのか?

 

なぜ、私は  このような状況になってしまうのか?

なぜ、私は  2度も 絶対辞められない。という状態の中で同じようなイジメに合わなければならないのか?  

なぜ、私は  このような人生を歩んできたのか?

 

2度目は  女性の激しいイジメを何の意味があるのか

乗り越えなければ  次も 同じではないかという思いもあって かなり頑張って続けました。

 

が、上司が変わり これ以上ここで頑張っても未来は無い。私は奴隷では無い。そんな人生はまっぴらだ!という心の声に従い 退職を決意しました。

社内での移動や 提案も出してくださいましたが

心は変わることはありませんでした。

 

58歳でまた、転職です。「次は決まってるの?」

まわりの人達の方が 心配なようでした。

続く