「令和」という新元号によせて③

元号の発表から半月が経ち 其々の感想の声も静かになりましたね。「令和」の文字にも 馴染んできたように感じます。新しい時代を誰もが予感しながら  令和の新元号には どんな意味があるのでしょう?

 

さて、ここでノ ジェス氏による 「新元号によせて③」を紹介したいと思います。

是非  読んでみて下さいね。

 

令和という新元号が2019年5月1日に施行されることになりました。このことは日本、時代、世界にとって、また、私たち一人ひとりにとって、大きな影響力を発揮するエネルギー体であると私は感じ取りました。

 

令和の2文字は、これまでのどんな文字よりも美しい尊厳と自由、博愛を知らせてくれる言葉であり、また竜巻のように力強く人類75憶を導いてくれる言葉でもあり、また北極星のように輝き、道を示してくれる言葉だと感じました。

 

科学技術の著しい発達によって、方向性や理想地、また自分のポジションや現在地を失ってしまった人類。この前代未聞かつ絶体絶命のアイデンティティの危機の中、救世主の如く方向性を指し示してくれるメッセージ・令和の誕生を心から嬉しく思います。

 

令和の2文字は、人類の第3の知識の爆発を誘導する愛の起爆剤になるでしょう。

 

人類はこれまで、自由や愛、平和など、数えきれない言葉や概念を生み出してきました。ですが、これまでのどんな言葉をも遥かに超えた、新しくて美しい、また力強くて具体的なメッセージを知らせてくれる、未だかつてない最高峰の言葉だと私は思うのです。

 

これは、JAPAN MISSION、JAPAN DREAM、JAPAN MIRACLEを訴え続けてきた私にとって、今の時代に相応しいメッセージだと思ったのです。

 

また、私の個人的な予測、もしくは期待かもしれませんが、暦に変化が起こるとみています。未来の人類の暦は、「西暦」ではなく「令和〇〇年」というように、「令和歴」を使う新人類として次元上昇するだろうと思うのです。

 

今から約2500~2000年前、第1の知識の爆発が起こり「神」という概念が誕生。釈迦や孔子老子ソクラテスプラトンジーザス、マホメッド等の聖人や哲人の活躍によって、宗教や哲学が定立しました。

 

続く第2の知識の爆発はおよそ300年前、ニュートンデカルトアダム・スミス等の近代革命で、神の概念(本質)から力の概念(現実)に大きくシフトチェンジしました。

そして今、AI(人工知能)やホモ・デウス(神になる人間)の到来と同時に、科学技術の終焉(シンギュラリティ)も目前となり、もはや人類の予測が及ばない時代を迎えています。

そんな中、絶対世界と相対世界を融合させるIoE(Inter<間>net of Everything)の時代を牽引し主導する、第3の知識の爆発の和心の幟(のぼり)が2019年5月1日、高く高く立とうとしているのです。

 

第3の知識の爆発は、日本主導の“明治維新の完成バージョン”になることでしょう。

日本精神のすべてを投げ出し、人種の不平等と東洋と西洋の不平等による人類共同体の危機を救済した偉大な功績を持つ日本。だからこそ、AIによる歴史最大の不平等社会の到来を阻止するといった日本の第3の爆発が、令和の精神とともにスイッチオンしたのでしょう。これはまさしく、「日本、あけましておめでとうございます」の世界です。

 

ところで、日本精神の特徴の1つに「曖昧精神」がありますが、それを私はよく磁石で例えます。

磁石の真ん中の間(ま)は「Nもできたり、Sもできたり」するものです。一方で、「Nでもない、Sでもない」というものでもあります。この真ん中の境界線は、私が23年前の1996年に福岡で気づいた和心、すなわち「間心(まごころ)」そのものであり、曖昧の心です。

 


平和なときは、「Nもできたり、Sもできたり」と、どちらにもその時々で自由自在になるので、敵をつくることがありません。対して危機のときは、「Nでもない、Sでもない」と次元上昇し、未曾有の精神意志を立てながら先陣を切って走り、攻めるのが日本の心なのです。

 

日本の第2の爆発を起こした明治維新では、世界で例を見ない強烈なチームプレーによって、人種の差別や東洋と西洋の差がない時代を開くことに成功しました。

そして戦後75年間の日本の心は、「Nもできる、Sもできる」と、ニコニコ笑って何もしゃべらず、敵をつくらず過ごしました。

 

そして今、AIやシンギュラリティという前代未聞の不平等社会到来に対して、令和の旗を立てながら、「Nでもない、Sでもない」と、反転して絶対性を発揮する時がきたのです。

人類地球上に未だかつてない団結の魂で、75憶はもちろん、宇宙自然や歴史文明、また絶対世界や相対世界すべてを大統合するIoE(Internet of Everything)の時代を、IoH IoTともつながって開いていくのです。

 

日本の曖昧の心は、究極のリラックスと究極の緊張、両方の力を発揮できる特徴があります。

令和の幟(のぼり)がたった今だからこそ、今ここ、ひとつだけがある天下無双、世界無比による歴史最高最強のチームプレーが生まれるでしょう。そして教育、企業、政治、文化芸術などあらゆるジャンルの組織活動システムが起こり、全世界に拡がっていくことは間違いありません。

 

私は23年前の1996年から、日本の和心がもう一度大爆発するときには必ず人類のアセンションが起こると確信していました。なぜなら、これまでのような差別を生み出す目(体の目)で見るのではなく、最も深い心、すなわち源泉的動きから物事をみる「完全観察」技術・nTechが、日本の和心そのものだからです。

 

その確信に背中を押してくれたのが、今回の新元号・令和でした。

これからもますます、日本の和心の拡がりにnTechが力になれるように頑張りたいと思います。